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【補助人工管理技術認定士】植込型補助人工心臓の適応について【一問一答】day7

こんにちは、おしどり夫婦 T&Aです。
本日は、補助人工心臓管理技術認定士 試験対策として一問一答を記載しています。

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補助人工心臓管理技術認定士 VAD おしどり夫婦T&A

お断り

私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。

本日の一問一答は?
植込型補助人工心臓(VAD)の適応について

問題:植込型補助人工心臓(VAD)の適応について適切なもの2つ選べ

選択肢

⑴劇症型心筋症
⑵急性心筋梗塞
⑶虚血性心筋梗塞
⑷拡張型心筋症
拘束型心筋症

a(1)(2)
b(1)(5)
c(2)(3)
d(3)(4)
e(4)(5)



解答:

d(3)(4)

解説

植込み型人工心臓(VAD)の適応は、BTTのみである=植え込み型VADの適応は、心臓移植適応となるものに限られる!!

⑴×
劇症型心筋症は、急性心不全である。
一定の確率で心機能の回復が見られるため心移植の適応とはならない。
炎症が落ち着いても心機能の低下が認められる場合には、心筋炎後心筋症と診断されるため、心移植の適応=VADの適応となる。

⑵×
急性心筋梗塞も急性心不全を来し得る疾患
急性期はVADの適応とはならない
理由は、慢性期にならなければ心機能的予後の予測が困難のため

⑶○
虚血性心筋症は、わが国の心移植登録者の原疾患は2位である。
⑷○
植込み型VAD留置した割合:拡張型心筋症は2/3を占めている
⑸×
拘束型心筋症は、左室内腔が極めて小さい症例が多く、植え込み型VADの適応としては禁忌ではない。しかし、適応とは言い難い。

まとめ


ポイント

植込み型VADの適応は、BTTのみである

劇症型心筋症は、VAD適応外

心筋炎後心筋炎はVAD適応

急性心筋梗塞は、VAD適応外

虚血性心筋症は、移植登録者の原疾患2位

拡張型心筋症はVAD適応(70%)

今回学習した内容は、以前のブログで記載した補助人工の適応は?JMACS関連の記事にまとめています。
良ければ参照ください。
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