こんばんは、
中々、激務で更新が滞っていました。
週1回は更新したいもんですね。
前回の続きで、講習会や試験に出題された内容を覚えている限り、情報提供して行きたいと思います。
Pは、指導士試験認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携 のページを表しています。
過去問や講習会で説明された箇所を抜粋しています。一度も講習会を受けたことがない方は、どれが出題されるか不安だと思います。
このサイトは、重要なポイントを抜粋して記載しているので、参考書にマーキングしていってくださいね~
http://shinzou-rehabilitation.blogspot.jp/2016/10/blog-post_9.html
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CPXを理解するには、上記の本はおすすめです。特に看護師の方も受験すると思いますが、中々理解できませんよね。
が、CPXを理解しなければ、試験には合格し難いと思います。
P175 VE vs VCO2 Slope ※講習会で解説されている。
分時換気量とCO2排出量の関係は、VE vs VCO2 Slopeとして表示します。
分時換気量は、一回換気量と呼吸数を乗じたものMV=VT×RR
分時換気量は、有効肺胞換気量(VA)+死腔換気量(VD)の和である。
心不全では、死腔換気量の増加(胸水等)により過換気が起因すると考えられている。
死腔換気は、解剖学的死腔や肺血流量(心拍出量)の増加の程度、換気血流不均衡などに影響される。
※VE vs VCO2 slopeは加齢とともに上昇 男性より女性で高値を示す。
正常値 VE vs VCO 2 slope 34以下
上記値は心不全の指標になるので重要!!!これだけでも覚えておきましょう。
P177 VE/VCO2
VE/VCO2=一定の二酸化炭素を排出する再に必要な分時換気量
VE=VA+VDの和
petCO2と同様、解剖学的死腔+生理学的死腔に依存する。
VE/VCO2は、RCpointで最低値をとり、それ以降は過換気となるため値は上昇する。
P177 VE/VO2
VE/VO2=一定の酸素を摂取するのに必要な分時換気量 換気効率(酸素摂取効率)
VE/VO2は、ATで最低値となる。=ATの検出に有効!!
VE/VO2は、運動開始後、死腔換気量の減少に伴い次第に減少する=CPXの図では、VE/VO2が一時的に下がる線がVE/VO2と解釈する事が出来る。
試験によっては、VE/VO2の項目が記載なく グラフの線だけを表示しただけの場合もあるため、皆さん注意して下さいね。
P178 最大酸素摂取量VO2max 最高酸素摂取量Peak VO2
VO2max=個体の最大運動能力の指標
VO2max= 最大心拍出量と最大動静脈酸素含有量格差の積であり、
動静脈酸素含有量較差=末梢での酸素利用量に規定されている。
よって、中枢と末梢の両者の最大の機能を表している。
正常例における安静時の酸素摂取量
3.5ml/min/kg(1Met)=約4-6L/minの心拍出量+3.2~5.5vol%の動静脈較差の積で規定される。
健常者において最大運動時は
心拍出量→約4-5倍
動静脈較差→約3倍(15~17vol%)まで増加する
よって
酸素摂取量は、安静時の12-15倍に達する。
最大運動時の動静脈酸素較差には、心不全の重症度による差があまりみられない。
したがって
VO2maxは 最大心拍出量(新予備能力)を反映する。
VO2max=VO2が増加しなくなった時点のVO2と定義されている。
一般的に、VO2maxまでの負荷は 心疾患を有している人に負荷するのは危険であるため
運動負荷試験で記録された最高の酸素摂取量を意味する最高酸素摂取量(peak VO2)が用いられる。
※peak VO2は、エルゴメータ負荷と比較してトレッドミル負荷の方が一般的に高値を示す。
CPXの事がわからなければ、この本で勉強してくださいね~
心臓リハビリテーション必携より重要項目のも抜粋して記載しています。
物足りなく感じるかたもいますが、最低限の事しか記載していません。試験に臨む際は、最低限もここに書かれている事だけは押さえて下さいね~