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指導士試験認定試験準拠P298-P314 心臓リハビリテーション指導士(心リハ) 講習会で説明された内容

本日も指導士試験認定試験準拠に沿って、講習会で説明された箇所について情報を公開、試験に向かってのポイントを紹介します。
「参考書ページ」指導士試験認定試験準拠P298-P314

目次

 

 

 

心臓リハビリテーション必携―指導士資格認定試験準拠

心臓リハビリテーション必携―指導士資格認定試験準拠

  • 作者: 日本心臓リハビリテ-ション学会
  • 出版社/メーカー: 日本心臓リハビリテ-ション学会
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: 単行本
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P298 急性心筋梗塞後の身体活動許容条件について

表54 冠疾患患者におけるリスク分類


軽度リスク:症状が安定し、以下に示す臨床所見をすべて満たす者

中等度リスク:症状が安定し、以下に示す臨床所見のいずれかに該当する者

高度リスク:症状が不安定な者、以下に示す臨床所見のいずれかに該当する者

①NYHA心機能分類におけるリスク分類
軽度リスク→NYHAⅠ
中等度リスク→NYHAⅡ
高度リスク→Ⅲ-Ⅳ

②症候限界運動負荷試験におけるリスク分類

軽度リスク→狭心痛を認めず、虚血性変化、重篤な不整脈を認めない。
中度リスク→5METs以下で狭心痛や虚血性ST変化及び重篤な不整脈を認めない!!
高度リスク→5METs以下で狭心痛や虚血性ST変化及び重篤な不整脈を認める!!

 

③運動耐容能におけるリスク分類

軽度リスク→10METs以上

中度リスク→5METs以上、10METs未満
高度リスク→5METs以下
 
④EFにおけるリスク分類
軽度リスク→60%以上
中度リスク→40%以上60%未満
高度リスク→40%未満
 
⑤CTRにおけるリスク分類
中度→XP上55%以上又は軽度うっ血を認める。
 
⑥BNPにおけるリスク分類
中度リスク→BNPが基準範囲以上100mg/ml未満
 高度リスク→BNPが基準範囲以上100mg/ml以上
 
その他、所見
高度リスクには、LMT50%以上及び他の冠動脈に75%以上の狭窄を認る
心停止の既往歴が含まれる 

表55 リスク分類型の労働、運動許容条件

 
表54 冠疾患患者におけるリスク分類にて軽度リスク、中度リスク、高度リスク分類にそってどのレベルまで運動して良いかの指標です。
ポイント!!それぞれの許容されているMETs 運動耐容能確認して置きましょう!基本的に問題となるのは、中度か高度でしょう。
 
例題!!!
問①:AMI後の50才男性、CPXを施行したところ運動耐容能が6METsであった。この男性の冠疾患患者におけるリスク分類は軽度リスク、中等度リスク、高度リスクのどれに当てはまるでしょうか?
解答→*1
 
問②:中等度リスクに属する患者。運動耐容能の何%までの運動を許可しても良いか?
解答→*2
 
問③:軽度リスクに属する患者。元々、バスの運転手であり仕事に復帰したいとの意思表示があった。許可しても良いか?
解答→*3
 

P312 心臓リハビリへの参加と継続を阻害する因子とその対策

 どのこ病院も継続して心リハが続けられるにはどうしたらよいのか悩まされるトピックスです。
 
ポイント
表1:医療側の心臓リハビリテーション非実施理由とその対策
①スタッフがいない
②設備がない、施設基準を満たさない、スペースがない
専用機能訓練室の要件 病院30m2以上、診療所20m2以上を満たす
 
P313表2;患者側の心臓リハビリテーションに参加しない理由とその対策
①近くにに心リハ実施施設がない
②職場復帰が優先
③保険適応だが費用がかかる
 
P314表3:心臓リハビリテーションプログラム継続阻害因子と理由
①仕事
②遠方からの通院
③通院手段

 

 
簡単に記載しました。それぞれ、参考書で確認をお願いします。
 
残ページ 特に診療報酬について学会開催までにアップします!!
 
それでは、継続して勉強を頑張って下さい。




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*1:軽度リスク

*2:60%

*3:パイロットや電車、バスの公的機関の運転手は就業禁止