こんにちは、T&Aです。
本日は、補助人工心臓の適応についての一問一答day1です。
VADシリーズは、いつまでブログを続けられるか分かりません。
医療者の方、特にVAD治療に慣れていない方、コメディカル向けにわたしなりの解釈をしています。
お断り:私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。
【VAD適応】
問題:補助人工心臓の適応について、誤っているものはどれか。
(1) 劇症型心筋炎では直ちに両心補助を行う。
(2) 現状では、心臓移植適応患者が植込型補助人工心臓の適応例である。
(3) 植込型補助人工心臓の適応判定では、在宅治療も重要な検討事項である。
(4) INTERMACS profile level 1 は、植込型補助人工心臓の適応である。
(5) 現状の植込型補助人工心臓は左心補助用であり、適応判定においては、自己右心機能を検討する必要がある。
選択肢
a (1),(2)
b (1),(4)
c (2),(5)
d (3),(4)
e (3),(5)
解答:
b 1、4
解説:
(1)× 劇症型心筋炎であっても、初期からVADを留置することはなく、medicationを行う。また、植え込み型VADを留置することなく、ECMO&IABP、impellaで乗り越えることが多い。劇症型心筋症は心機能が回復することが多い。LV unloding
(2)○ 植え込み型VADに関しては、心移植(BTT)を目指している方が適応である。DTは近い将来開催される。健康保険適用は、心臓移植までの血行動態の維持・改善を目的のみ。
(3)○ 在宅で管理ができるか、ケアギバーの協力が得られるかは重要なポイントである。
(4)× intermacs profile level 1は、ECMOが留置されていることが多く現状では適応ではない。profile 2に移行することが大切
(5)× 植え込み型VADは現状は左心補助のみ適応である。右心補助が必要な場合はECMO装着が多い。
※impellaとは?下記を参照下さい。
インペラ(IMPELLA)補助循環用ポンプカテーテル | 高度専門医療・低侵襲治療 | 病院案内 | 聖隷浜松病院
今後、コメディカル目線の記事を記載します。
ポイント
intermacs profileとは何か、適応は何か理解できていない場合は、こちらの問題は解くことが出来ないと思います。
そこで、intermacs profileについてまとめてみます。
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo
IABPについて分からない方は、下記のブログを参考にしてみてください。
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo
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まとめ
本日は、補助人工心臓の適応について一問一答を出題しました。今後、volumeのあるサイトにしていきたいと考えています。雑記ブログのため見にくい・・と感じるかたもいるかも知れません。カテゴリー分けをしていますのでご了承下さい。
お断り
私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。