おしどり夫婦T&A

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植え込み型VAD適応分類は?INTERMACS分類、JMACS分類の違いについて学習してみた day3

こんにちは、T&Aです。
前回のブログでは、植え込み型VAD,体外式VADの適応疾患、除外疾患についてまとめています。まだ、ご覧になっていない方はアクセスをお願いします。
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo

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INTERMACS分類 JMACS分類 T&A VAD

本日学習で学べること、目標は?
INTERMACS J-MACSとはなにか


学習の目標:INTEMACS、JMACS分類に基づいたVAD埋め込みの適応が理解できる


お断り

私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。

INTERMACS(The Interagency Registry for Mechanically Assisted Ciculatory Support)

設立2005年

  • NHLBI(National Heart.Lung and Blood Institute)
  • CMS(Veners for Medicare and Medicaid Services)
  • FDA(Food and Drug Administration)
  • Unicersity of Alabama

INTERMACSの目的:長期使用における情報収集
INTERMACSの活動

  • 情報を収集・管理し種々の分析をおこないその結果を臨床現場にフィードバック
  • 適正な適応・管理体制を確立し治療成績を向上。
  • より優れたデバイスの速やかな臨床導入

J-MACS(Japanese registry for Mechanically Assisted Circulatory Support)

J-MACSの目的:植え込み型VADの市販後のデータ収集及びレジストリーの必要性
設立:2008年 6学会1研究会

テルモハート株式会社
ニプロ株式会社
センチュリーメディカル株式会社
株式会社サンメディカル技術研究所
日本メドトロニック株式会社

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https://www.pmda.go.jp/safety/surveillance-analysis/0009.html

J-MACS最新レジストリ

http://www.jpats.org/uploads/uploads/files/J-MACS%20Statistical%20Report%EF%BC%882010%E5%B9%B46%E6%9C%88-2019%E5%B9%B46%E6%9C%88%EF%BC%89.pdf

PMDAの目的

日本における長期使用型の補助人工心臓の装着患者のレジストリを構築し、得られた情報を解析することにより、補助人工心臓の性能等を把握・理解し、また患者の生存期間やQOL等に影響を与える因子の探索を行い、今後の重症心不全患者の臨床評価や臨床管理などに役立てます。また、補助人工心臓のベネフィットとリスクを明らかにし、適切な安全対策実施を推進するとともに、次世代の補助人工心臓開発に役立てます。

調査方法

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https://www.pmda.go.jp/safety/surveillance-analysis/0009.html

ポイント
定期調査
埋込1週間後、1,3.6カ月後 以後6カ月後に定期調査を行うこと

有害事象発生時(再入院、抜去、心臓移植など)
時報


以上がINTERMACS、J-MACSの構成と目的、活動となります。
長くなりましたが、、上記の活動を理解しておかないといけないようですね。。

本日の学習目標であるVAD埋め込みの適応 INTERMACSは?

以下の図をご参照下さい。ガイドライン、参考書を用いてT&Aが作成しました。
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INTERMCS分類とJMACS分類は同レベルに合わせされています。
レベル1=現状ECMO留置がされていることが多いためその場合は不適?
レベル2=植え込み型VAD適応
レベル3=植え込み型VAD適応
レベル4=薬剤治療困難例などはVAD適応

レベル1 レベル2,3の違いを理解しておかなければなりません。
体外型VADやECMOから離脱出来ればレベル1も適応となっています。

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NYHA、INTERMCS,JMACS,心移植適応緊急度 3つのグラフを合わせています。
ポイント
NHYAⅣ度=INTERMCS4以上ということでしょう。
NHYA分類についていまいち理解できていない方は下記のブログへアクセスをお願いします。
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo

まとめ

本日は、心臓移植に向けたVAD治療 特にVAD適応国際分類、japan分類についてお伝えしました。
受け持ち患者さんがINTERMACS分類のレベル1なのか2なのか充分に理解しておきましょう。

次回は、今回学んだINTERMACS-JMACSに関連した問題を提出する予定です。良ければアクセスをお願いします。

p.s ブログをはじめて数年が経過していますが、今更CSSやHTMLの面白さに気づいてきました。見やすいブログはどう書けば良いのか?プログラマーの方は凄いな・・・脱帽です。
ブロガーの皆さんはどの様にプログラミンを学ばれているのでしょうか??