こんにちは、おしどり夫婦 T&Aです。前回のブログでは、心臓移植の適応条件について確認しました。まだ、チェックされていない方は確認をお願いします。
今回は、心臓移植の除外条件について確認し、気になるポイントに関しては解説を行います。本日学習で学べること、目標は?
学習の目標:心臓移植の除外条件について述べることが出来る。心臓移植の除外条件について解説することができる
お断り
私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。
心臓移植の除外条件は?
解説
それぞれ、なぜ除外条件に当てはまるのかT&A的解釈
腎機能
可逆性が判断基準!
心臓移植後に免疫抑制剤のカルシニューリン阻害薬を内服することによる腎機能障害が発生するリスクがあため、術前に評価が必要
慢性腎不全のために透析が導入されている方は適応外となります。
肺機能
一秒率<1.0L、肺活量予測率<50%では予後が不良。
COPDを患っている方は除外ですね。
術前にリスクファクターを精査しリスクが高い方は除外していかなければなりません。
有限であるドナー心のために。
末梢血管疾患
動脈硬化の評価に繋がりますね。また、糖尿病を併発されている方は、特に注意
HIV
絶対禁忌→医療者にもリスクがあるからか、また、出血傾向を示してしまうためリスクと考えられる
まとめ
本日は、心臓移植の除外条件について確認しました。除外条件を確認すると、術前から生活習慣病を患わっている方やアルコール依存症の方、COPDの方などコンプライアンスが悪い方はリスクファクターとなるため除外されていますね。
私も現在は元気に過ごせていますが、いつ病気を患わる危険性もあることより日頃よりタバコやお酒は控えて生活していきたいですね。
本日のポイントを以下に示しておきます
ポイント
心移植の絶対的除外条件は
肝臓、腎臓の不可逆的機能障害
活動性感染症
肺高血圧症 6wood単位以上→心肺同時移植へ
薬物依存症(アルコール性心疾患を含む)
悪性腫瘍 ※完全寛解後5年が経過
HIV抗体陽性
次回は、心移植の待機、優先順位はあるのか学習していきます!、