おしどり夫婦T&A

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【一問一答】VAD患者、家族の教育について 補助人工心臓 おしどり夫婦 day22

こんばんは、おしどり夫婦T &Aです。こちらのブログでは、補助人工心臓について学習している内容を公開しています。現在は、過去問より一問一答形式で私が考える解答を記載しています。
前回のブログでは、右心不全の症状について一問一答で解説しました。まだ、チェックされていない方はアクセスをお願いします!
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo

補助人工心臓を埋め込むにあたり、家族の支援が非常に重要となってきます。補助人工心臓は機械ですので何かしらのトラブルが引き起こしましたされることがある場合があります。その原因がヒューマンエラーやメカニックエラーなど様々ですが。その際、ポンプ停止により患者さんの意識が低下して倒れることがあります。そのため、補助人工心臓を埋め込まれる方は必ずケアギバーと言って介助人と共に行動し泣けばなりません。

前置きが長くなりましたが、VAD患者・家族の教育方法について一問一答に答えていきましょう!

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補助人工心臓、患者・家族の教育について一問一答で解説してみた。おしどり夫婦


本日学習で学べること、目標は?
VAD患者・家族の教育について


お断り

私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。また、ある程度の医療に関する知識がある方を対象にブログを記載しています。そのため、難しい内容が記載されているかもしれません。内容が難しければコメントをお願いします。コメントにて解説を行います。


問題;補助人工心臓の患者・家族への教育について、誤っているものはどれか。

(1) 体外式補助人工心臓装着患者には、機器の取り扱いについての教育をまったくする必要はない。
(2) 植込型補助人工心臓装着患者が退院する際は、食事指導が必要である。
(3) 補助人工心臓に関する教育は患者だけでなく、家族(介護者)にも行う。
(4) 植込型補助人工心臓装着患者が退院したあとも、必要時外来で教育を継続する必要がある。
(5) 患者への補助人工心臓機器トレーニングは臨床工学技師だけが行い、看護師は機器教育にはかかわらなくてよい。

a (1),(2)
b (2),(3)
c (3),(4)
d (4),(5)
e (1),(5)










解答:

e

解説:

⑴✖️
患者本人に対する質問ですね。
機器の取り扱い、緊急時対応や外出についてのトレーニングが必須である

⑵✖️
食事指導も必要である。
理由は、塩分過多による心不全管理、volume管理、体重増加によるドライブラインが皮膚との抵抗を増すことによるドライブライン感染を引き起こす可能性があるためである。

⑶⚪︎
上記している通り、家族への指導も必須となります。家族も機器トレーニングに合格しないと退院ができなくなってしまいます。そして、家族の支援があることで再入院率を低下させることにつながると考えています

⑷⚪︎
当院でも定期外来受診時に筆記テスト、機器トレーニングテストを実施しています。サプライズで試験することもありますので外来受診時はヒヤヒヤしているかもしれませんね。

⑸✖️
臨床工学技術のみならず、看護師時には医師からも説明してもらっています。
定期的に多職種カンファレンスを行い患者さんの問題点などを話す機会を設けています。
VADは多職種連携の力が試される治療と考えています!!

まとめ

本日は、VAD治療における患者・家族の教育について一問一答を用いて学習しました。私見ですが、VADは患者さんの命を支えている治療のため、家族が一致団結して治療に臨んで頂ければ、再入院率も低下していくと考えられます。
家族さんは、どれぐらい本人へ介入すれば良いの?と感じる方もいるかとは思いますが、介入するだけ介入した方が良いと思います。しかし、常にずっと一緒にいるとストレスを抱くこともあります。その場合には、他のケアギバーに任せストレス発散をしてくださいね。