こんにちは、dale cannonです。心臓リハビリテーション指導士試験では、試験前に開催される講習会から試験問題が作成されることがあります。当ブログでは、講習会で説明された内容の情報公開や解説を加えて説明しています。
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おすすめの参考書は以下参照
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本日は、指導士試験認定準拠P143-P153から講習会で説明された内容をブログに記載しています。ここは重要というポイントには、マーカーを引きています。
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P:143 ワーファリン使用上の注意点 心臓リハビリテーション
人工弁置換術後、僧房弁形成術後(3カ月未満)の症例にワーファリンを投与する。
機械弁植え込み後の患者の血栓塞栓症リスクは、1-2%/年
生体弁(洞調律)患者の血栓塞栓症リスクは、0.7%/年
ワーファリンの薬効は、用量依存性⇒PT-INRを指標にコントロールしている。
ポイント!
ワーファリンは、消化管から吸収され⇒血中アルブミンと結合し肝臓で代謝される。
食事に含まれるビタミンK量により大きく血中濃度に影響を受ける。
例:納豆、緑黄色野菜等
時に食事摂取不良でPT-INRが延長して入院する患者さんがいますね。そういった時にK2を投与してINRをリバースすることがあると思います。
副作用:転倒に注意すること、食事を摂取すること
P:145 血圧の変動 心臓リハビリテーション
血圧をコントロールしている身体の部位はどこでしょうか?
頸動脈洞と大動脈弓にある圧受容体が伸展すると、その情報は延髄にある血管運動中枢を介して、交感神経を抑制し、血管拡張、迷走神経を介して心拍数低下をもたらす。
動脈硬化では、血管伸展性が低下し、高血圧で圧受容体の興奮をもたらす血管閾値が上昇し、圧受容器反射が低下し、常に交感神経が活性化され血管上昇をきたしている。
詳しく知りたい方は、一問一答を答えて解説をみてみましょう。
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※体液調整については、降圧薬の作用について理解するためにはレニン、ACEなど働く部位を知っておくと覚えやすいです。
P:147 インスリンの作用と抵抗性 心臓リハビリテーション
図:91 血圧の調整と同様に・・・どので何をしているのか知っておく必要性があります。
※インスリンの働き:糖を貯める
肝臓;糖の産生を抑える
筋肉;糖を取り組む
脂肪;糖を取り込む
P:149 脂質異常症 過去問や試験必至 講習会で説明された!
リポ蛋白は、通常、超遠心法による比重によりカイロミクロン、超低比重リポ蛋白(VLDL)、中間比重リポ蛋白(IDL)、低比重リポ蛋白(LDL)、高比重リポ蛋白(HDL)に分類される。大きい粒子は、脂質成分、特にTG含有量が多く比重が軽い。
LDL粒子数は、VLDLの9倍以上多い
過去問のポイント
超遠心法による比重の小さい順番は?カイロミクロン、VLDL、IDL、LD、HDL
表:48リポ蛋白異状 講習会で説明!試験出題!必至
高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール140mg/dl以上
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール40mg/dl以下
高トリグリセリド血症 TG150mg/dl以上
上記値は覚えましょう。
図94 酸化LDLと動脈硬化病変の形成 だまされたと思って図を覚えて下さいね!
ポイント:図94酸化LDLと動脈硬化病変の形成この図や解説は騙されたと思って覚えてください。きっと損はないです。
LDLの中で、小型のLDLほど酸化されやすい。
小型LDLは血中滞在時間がながく、変性を受けやすい。
小型LDLは、血管壁を透過しやすい
マクロファージは、小型LDLと酸化LDLを大量に取り込み、泡沫細胞となる。
マクロファージは、さまざまなサイトカインを分泌し中膜等から遊走した合成型血管平滑筋細胞の増量による新生内膜の形成に関与する。
泡沫細胞のアポトーシスにより細胞外にコレステロールの結晶が沈着する。
P:153 メタボリックシンドローム
診断基準 腹囲⁺危険因子3個中2個以上で診断確定
腹囲⁺危険因子3個中2個以上で診断確定
男性⇒85cm以上
女性⇒90cm以上
小項目 3個中2個
①血圧 130/85mmHg以上 ⇒高血圧学会診断値と同値
②HDLコレステロール40mg/dl、TG150mg/dl以上 リポ蛋白以上と同値
③血糖 110mg/dl以上
脂質異常でLDLが基準値に含まれていないこと 試験必至
P153 慢性腎臓病 過去問出題済み!
慢性腎臓病(CKD)とは、①腎臓の障害(蛋白尿)②糸球体ろ過量(GFR)60ml/分/1.73m未満の腎機能低下
①or②のいずれか、又は両者が3か月以上持続するものである。
表50は、講習会で説明されていました。値を覚えるかどうかはお任せします。私は、ここまで覚えきれませんでした。
まとめ
心臓リハビリテーション指導士試験に出題されるであろう重要なポイントをブログに記載しています。日々医療は進歩しており私のブログから出題されない可能性もありますが、臨床で活用することがきっと出来ると考えています。
また、私が描いている稚拙な図ですが逆に印象に残りやすいのではないでしょうか?記憶は、左脳⁺右脳を活用することで脳メモリーに残ると言われています。