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指導士試験認定試験準拠 P84-P98 心臓リハビリテーション指導士(心リハ) 講習会で説明された内容

心臓リハビリテーション指導士試験では、心臓リハビリーテーション必携に沿って講習会が開催されます。講習会で説明された内容は、試験で出題されることもあるため、講習会で説明された内容を事前に知っておくことが合格へ一歩近づくと考えています。こちらのブログでは、講習会や過去問で出題された内容を情報提供しています!!
Pは、指導士試験認定試験準拠 心臓リハビリテーション必携 のページを表しています。

参考書が手元にない方は、↓↓↓のサイトに参考書の手に入れ方を書いています!!

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 前回の解説ブログは、P74-78です。チェックされていない方はアクセスをお願いします。

www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo

 

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心臓リハビリテーション
それでは、本日の解説は84ページからstartです。
 

 P:84 心筋梗塞

Myocardial infarction MIは、心臓を栄養している冠動脈の閉塞によって、心筋壊死に至る病態である、
原因:冠動脈硬化性粥腫(プラーク)の破綻や冠動脈内皮の障害と、引き続いて形成される血栓により、冠動脈内腔が急速に閉塞する事が主な原因である。
 

P85 図48

過去問ではこんな問題がだされていました。

問題→採血データで上昇する生化学検査の種類および上昇する順番は??
 解答→CPK、トロポニン、心筋酵素や上昇する順番。
ST上昇、異常T波、異常Q波については、必携本や他の参考書を読んで覚えておきましょう。
 

P88 AMI二次予防

抗血小板療法・抗凝固療法
禁忌がなければ、アスピリン50~162mgの永続投与 
冠動脈リスクファクターの是正
脂質異常症:スタチンを使用してLDL-Cを100mg/dl未満にcontrol
・高血圧:血圧130/80mmHg未満
・糖尿病:食事、運動療法が基本である。
・禁煙;禁煙は患者の長期死亡率を61%低下させる。
 

P:89 表15 killip分類 

killip分類のⅡ、Ⅲの定義を覚えておきましょうね。

killip分類    
ポンプ失調の徴候なし 心不全なし
背面1/2で湿性ラ音聴取 軽度心不全(ラ音、Ⅲ音、頸動脈怒張など)
全肺野で湿性ラ音聴取 肺水腫
心原性ショック 心原生ショック

図:55 Forrester 分類 CI2.2L/min/m2 PCWP18mmHg

心不全の治療をおこなう際、Forrester分類に基づいて治療をおこなっていることが多いです。

CI2.2L/min/m2

PCWP18mmHg

 以上の2点がSubsetを分けるポイントとなるため覚えておかなければなりません。

P:91 虚血性心疾患の治療目標は、胸痛発作の改善・除去

虚血性心疾患に対する治療目標は胸痛発作を改善・除去して生活の質を向上させることにより、心筋梗塞や死亡などの血管事故の発生を予防して長期生命予後を改善する事
 

P:92狭心症状の改善

 
痛発作の改善が最大の評価項目
★再狭窄の危険性が高い病像を有する患者(小血管、び漫性病変、糖尿病、透析患者)に対してPCIを施行する際にはDESの使用を考慮している。
DESの使用に際しては、遅発性ステント血栓症の問題が解決しておらず、少なくとも12か月以上2剤の抗血小板の投与が推奨されている。6か月以内に外科処置の予定がない出血のリスクがない服薬のコンプライアンスが高い事を確認する、
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P:93 DESを使用しているが、生命予後の改善がない原因

心筋梗塞は不安定プラークの破綻により生じ、不安定プラーク破綻部位はその70%が狭窄度50%未満の軽度狭窄の部位に発生する事が知られている。狭窄度50%未満の部位は狭心症の出現はなく、運動負荷試験においても虚血の証明はできないため、DESの治療対象とはならない。DESの治療対象となる70%以上の高度狭窄が原因となるのは心筋梗塞全体の14%にしかすぎない。
 
 

P:98 表18 フラミンガムうっ血性心不全診断基準 これは、重要!!!

診断基準
大項目を2項目、または大項目を1項目及び小項目を2項目要するもの
フラミンガムうっ血性心不全診断基準
大項目 小項目
発作性夜間呼吸困難or起坐呼吸 下肢浮腫
頸動脈怒張 夜間の咳
ラ音聴取 労作時呼吸困難
心拡大 肝腫大
急性肺水腫 胸水貯留
三音ギャロップ調律 肺活量最大量の50%以上の低下
静脈圧上昇>16cmH2O 頻脈 120回./min
循環時間 25秒  
肝頚静脈逆流  

大項目、小項目の違いは覚えにくいですね。
問題としては、基準が大項目を何項目含むか?小項目を何項目含むかを覚えておきましょう。
 
 
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次回も指導士試験認定準拠をもとに試験で出題されるであろう項目を説明していきます。電車の中や通勤途中でもこのサイトをみて勉強していってくださいね。