こんにちは、心臓リハビリテーション指導士のdale cannonです。このブログでは、心臓リハビリテーション指導士試験対策and新人職員、学生さんに向けて記事を記載しています。
本日の題は、閉塞性動脈硬化症(ASO)についてです。
- 問題:閉塞性動脈硬化症(ASO)の患者さんがいます、跛行が出現していますがFontain分類は?
- 閉塞性動脈硬化症(ASO)の原因は、動脈硬化症である。
- ASOの症状は?間欠性跛行である
- 間欠性跛行が出る理由は?
- ASOの診断基準は?ABIと症状で診断する
- ASOの治療方法は3種類ある
- まとめ
問題:閉塞性動脈硬化症(ASO)の患者さんがいます、跛行が出現していますがFontain分類は?
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解答
Fontain分類Ⅲ度です。
それでは、閉塞性動脈硬化症について治療方法や診断基準について説明します。
閉塞性動脈硬化症(ASO)の原因は、動脈硬化症である。
狭心症の方や糖尿病を持病に持っているかたは、なっている方が多いです。生活習慣病が関連していますね。ASOの方は、コンプライアンスが非常に悪い印象をもっています。私が生活指導をする際はまじめに聞いてくれるかたもいますが「むり」「食事がまずい」という方が多かったですね。
ASOの症状は?間欠性跛行である
ある一定の距離を歩行する筋肉痛が生じ、休むと消失する。病状が進行すると安静時にも疼痛が出現しさらに進行すると皮膚潰瘍や壊死が出現します。足をひきづって歩いたり、休み休みで歩かないと足が痛みます。
間欠性跛行が出る理由は?
下肢血管が閉塞している事により、末梢へ血流が届かなくなることが考えられます。
ASOの診断基準は?ABIと症状で診断する
ABI(足関節/上腕比)≦0.9
ASOの治療方法は3種類ある
FonteineⅢ度以上の重症下肢虚血には、①動脈硬化危険因子のコントール②血行再建術を施行③運動療法を併用する。
FonteineⅡ度以下=運動療法
Ⅰ度 | 無症状or軽度の冷感やしびれ |
Ⅱ度 | 間欠性跛行 |
Ⅲ度 | 安静時疼痛 |
Ⅳ度 |
潰瘍形成、壊疽 |
上記の表は、覚えておきましょうね。
まとめ
ASOの患者さんは、生活習慣病の方がおおく生活指導に難を抱くことがおおかも知れません。カンファレンスをもちいて他先輩の考えを聞くことや指導員へ聞くことも良いかも知れませんね。患者さんのため、再入院してこないことを願って生活指導をしていきましょう!