こんにちは、dalecannonです。このブログでは、心臓リハビリテーション指導士試験対策で過去問や実際の講習会で説明された内容を解説を加えて情報公開しています。
指導士試験認定試験準拠-心臓リハビリテーション必携から実際に出題された内容や講習会で説明された内容や私の経験をもとに「ここは重要」という項目をお伝えします。
以下は、私が心臓リハビリテーション指導士の資格をとるうえで勉強した参考書です。
前回の解説ブログは、心リハ指導士 指導士試験認定準拠P10-12の解説となります。
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo
※Pは指導士試験認定試験準拠-心臓リハビリテーション必携のページを表しています。私が重要と思った箇所には蛍光線を引いています。私が記載していることは基本的に講習会で説明されていますので全て重要!という理解でお願いします。
- P20:図2 無機的代謝と有機的代謝の特徴 試験に出た!【無気系、有気系の違い】について覚えておきましょう。
- 図16 細胞内エネルギー代謝とその相互関係、エネルギー産生については、図を覚えておきましょう
- P22:筋収縮の分類 図17
- P23:加齢による生理学的変化 テストに出た!!
- P23表3:身体的デコンディショニング 過剰な安静臥床は、デコンディショニングを生じる。
- P36 頚静脈
- P42:心エコー
- まとめ
P20:図2 無機的代謝と有機的代謝の特徴 試験に出た!
【無気系、有気系の違い】について覚えておきましょう。
以前の試験では、エネルギー産生時間の違いについて試験に出ました。
無気的代謝と有気的代謝の特徴 | ||||
エネルギー産生時間 | 各系のみでの持続時間 | |||
無気系 | Pcr系 | 極めて速い | 10秒以内 | |
解糖系 | やや早い | 30秒前後 | ||
有気系 | 遅い | 持続的 |
図16 細胞内エネルギー代謝とその相互関係、エネルギー産生については、図を覚えておきましょう
図16 細胞内エネルギー代謝の関係性について知りたい方は、後日追記いたします。
P22:筋収縮の分類 図17
等尺性収縮、等張性収縮、等速性収縮の違いは理解しておきましょう。
収縮の分類 |
定義 |
解説 |
等尺性収縮 |
筋の長さが一定 静的収縮とほぼ同義語 |
関節角度により発生する張力に差が生じる 筋力は筋線維の直角な横断面積に比例する 収縮時にエネルギー消費するが、筋は外的仕事をせず、発生する熱量も少ない |
等張性収縮 |
動的収縮 筋に発生する張力が一定 |
短縮性収縮:張力が負荷よりも強ければ筋は短くなる 伸張性収縮:負荷が大きければ筋は伸びる 発熱量は張力ではなく、短縮量・短縮速度にほぼ比例する 全エネルギー消費率は、外的仕事量と発熱量で決まる。外的仕事量が同じであれば、エネルギ消費率は軽負荷の動的運動を繰り返す方が大きい |
等速性収縮 |
動的収縮 筋の収縮速度が一定 |
特殊な機器を使って、間接の角度変化を一定にし、その間の最大筋力を測定する。 クロールの腕の動き 速筋(タイプⅡ線維)が多い方が張力を発揮できる |
P23:加齢による生理学的変化 テストに出た!!
表4 加齢による生理学的変化の具体例
筋組織の変化 |
・遅筋線維の割合の増加⇒高齢になると筋収縮速度低下の一因 |
|
理由⇒速筋の量が低下、遅筋力の割合が増加する |
筋線維の収縮速度の変化 |
・遅筋、速筋どちらにも生じる⇒トレーニングでは変えられない |
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・筋力の低下:30才頃まで上昇 50才まで維持 以後低下 |
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・筋の委縮による筋量の減少⇒トレーニングで低下を軽減できる |
最大酸素摂取量の低下 |
・加齢とともにほぼ直線的に低下⇒トレーニングで低下率をある程度改善できる |
呼吸循環器系の変化 |
・呼吸では最大換気量の低下 |
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・循環系では最大心拍数、一回心拍量の最大値の低下 |
その他 |
・組織の弾性が低下し、脆弱になる |
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・刺激への反応時間が低下 |
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P23
表3:身体的デコンディショニング 過剰な安静臥床は、デコンディショニングを生じる。
特に重要なポイントは?
typeⅠ 線維の萎縮・・・初期1週間に顕著!!
速筋typeⅡa 減少とTypeⅡbの割合増加!!
ミトコンドリア容量の減少
精神的デコンディショニング⇒うつ
P36 頚静脈
健常者では上半身が水平面から45度以内の角度で頚静脈が虚脱する。
45度以上の半坐位になっても頚静脈が虚脱しないときは怒張と判断する。
P38図29 心周期に伴う現象→弁の開閉、開放
QRS波(R波の頂点付近)からT波の終了点までが収縮期にほぼ一致する!!
P42:心エコー
長軸断面像 短軸断面像 四腔断面像
なんとなくの理解でよいかなぁ~と思います。臨床では、知ってて損はありませんが、試験では・・?
P:44 CT画像 図37
どこからバイパスされているか?何本バイパスされているか?LITA-LAD Ao-SVG-D1
これ、試験でました。
P:45 図38 冠動脈とAHA番号
知っていると思うので・・・知らない方は勉強しましょう。
P:48~63不整脈について
①心電図の波形が出題されてます。
②この脈拍数は、1分間に何回か? RR間隔で読解する。1マス0.04sec 5マス0.2sec 25マス1sec
③ペースメーカーが必要になる波形はどれか?
④この波形は、電気除細動の適応か?
VT.VFの違いだけは押さえておきましょうね。
P:65~66 抗不整脈 caughan williams分類
正直、覚えるか覚えないかは任せます。当方は、何となく覚えました。
薬剤を扱う職種でないと、イメージが付かず覚えられないかもしれません。
過去問には出題されていました。
まとめ
心臓リハビリテーション指導士試験対策で心臓リハビリテーション必携に沿って過去問や講習会で説明された箇所を中心にブログへ記載しています。
一つ一つの解説については、臨床を続けつつ記載していますので時間がかかるかも知れません。
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