おしどり夫婦T&A

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【合併症】 補助人工心臓を埋め込む際に生じる有害事象(合併症)8つはなに?補助人工心臓管理技術認定士 day12

こんにちは、おしどり夫婦T&Aです。前回のブログでは、心臓移植の適合条件や優先順位について確認しました。適合条件では、血液型や体重差、HLA抗体陰性などの条件がありました。
まだ、チェックされていない方はアクセスをお願いします。
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo

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VAD 合併症 おしどり夫婦T&A
本日は、植え込み型VADを留置する際に発生する有害事象について第2回に分けて学習を進めます。
第1回目は、有害事象と定義、例について
第2回目は、有害事象の発生割合、また合併症がなぜ起こるのか?メカニズムにも焦点を当てて解説していきます。


本日学習で学べること、目標は?
補助人工心臓埋め込み時の有害事象は?


学習の目標:補助人工心臓の有害事象7つを述べることができる。有害事象7項目の発生頻度を述べることができる。


お断り

私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。

補助人工心臓埋め込み時に発生する有害事象8つは?

それぞれ、どういったことを示しているのか、また割合をJMACSレジストリより確認していきましょう。JMACSレジストリをご存知でない方は、

①装置の不具合とは?

定義;装置内血栓症、外部コントローラー、外部バッテリー、ポンプ駆動部等に発生した不具合

例;抗凝固が不十分であった場合に、ポンプ内に血栓が出来ることがあります。また、ドライブラインの損傷なども装置の不具合に含まれるのではないでしょうか?時に患者さんがワーファリンの内服量を間違ったり、飲み忘れによる血栓症も考えられるため、装置の不具合としてまとめるのは如何なものかとは思います。

②大量出血とはなにか

定義;死亡の原因となること、再手術、入院、輸血等を要する出血

例;大量の出血を起こすことな中々経験することはないかもしれませんが。植え込み型VADは、左室心尖部に縫う形をとるため、左室心尖部からの出血の危険性は考えられます。

③主な感染とはなにか

定義;ドライブライン、ポンプポケット等に発生した感染

例;どらいぶらいんが体内から出ている箇所は週に2回ほど消毒を行いドライ管理にしています。しかし、清潔に扱えないとドライブラインから菌が体内に入ってしまい、感染を引き起こしてしまいます。

不整脈とはなにか

定義;入院を必要とする、あるいは入院中の臨床的に危険な状態にいたる不整脈

例;心室頻拍や心室細動があまりにも頻発する症例は右心不全を引き起こす危険性も考えられるため薬剤調整のために入院することがあります。実際、植え込み型VADを留置している方で常時VTが出現されている方もいるそうです。

⑤神経機能障害

定義;脳卒中(頭蓋内出血、塞栓症)けいれんなど

例;既出したようにVAD留置されている患者さんは、週に数回コアグチェックといって体内の凝固能を測定しワーファリンを内服します。しかし、塞栓が起こるリスクは常にあり、一度神経機能障害が発生すると後遺症が残る可能性があります。

⑥心嚢液貯留

定義;外科的処置または経皮的カテーテルドレナージを必要とする心嚢内での体液貯留またはコアグラの蓄積

例;左室心尖部にカフを縫い付けるため、その周囲から血液が漏れる危険性があります。それが、心嚢液貯留に繋がるとかんがえられます。

⑦溶血とはなにか

定義;溶血反応が臨床兆候で認められる

例;溶血とはポンプ作用により赤血球が破壊される状態です。検査データとしては、LDHがそれに相当します。

⑧右心不全とはなにか

定義;RVADの埋め込みを必要とする、あるいはLVADの埋め込み後の一酸化窒素吸入または強心剤による治療を必要とする右心機能障害

例;VADを留置される方で一定の確率で右心機能が低下する患者さんがいます。また、手術後に心不全増悪や肺動脈圧抵抗が増す事があり一酸化窒素やPDA阻害薬を投与し肺血管抵抗を下げる必要性が出てくることもありますね。

まとめ

本日は、植込み型VAD留置後に生じる可能性がある有害事象について学習しました。
有害事象は、8つの項目がありました。


補助人工心臓を埋め込み後に生じる有害事象は?

装置の不具合

主な感染

大量出血

神経障害

心嚢液貯留

心不全

溶血

不整脈

この上記8項目は試験にでます!
次回からは、有害事象が発生する危険性、%について学習をしていきます。

参考文献&URL
JMACSレジストリhttp://www.jpats.org/uploads/uploads/files/J-MACS%20Statistical%20Report%EF%BC%882010%E5%B9%B46%E6%9C%88-2019%E5%B9%B46%E6%9C%88%EF%BC%89.pdf


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