こんにちは、おしどり夫婦T&Aです。
前回のブログでは、心臓移植の適応除外について一問一答形式で学習を行いました。まだ、チェックされていない方は、
www.xn--xck3a0aq6hnc9eydz514duksd.tokyo
本日は、心臓移植の適応条件について心移植ガイドライン参照して学習を進めていきます
ガイドライン→https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2016_isobe_d.pdf
本日学習で学べること、目標は?
学習の目標:心移植の適応について述べることができる。心移植の適応条件について解説することができる
お断り
私の学習記録になっております。誤解を生むこともあるかも知れません。間違っていることを記載している場合はご指摘をお願いします。
心臓移植の適応条件は?
T&Aなりの解説
①②繰り返す心不全
長期間または繰り返しの入院治療を必要とする心不全
→心不全は、一度心機能が増悪すると寛解することはなく、改善、増悪を繰り返す病態である。下記は有名な図ではあるが、心不全初期から薬物治療を行い症状が改善→数年後増悪して入院→CRTDなどを留置→改善→心不全が増悪し再入院を繰り返している。臨床でも入退院を繰り返す患者さんが多いのではないでしょうか?私達医療者は、患者さんの自宅でのQOLをいかに改善させるか?を目的に生活指導や運動指導を行っています。
③最大限の治療
内服治療にも関わらずNYHAⅢ、Ⅳになると安静時でも心不全症状が出現してしまいます。上記の治療を最大限に導入したが、改善が望まれてない場合は心移植も視野に入ってきます。以前、INTERMACSやJMACSで説明した分類になってくると思います。
④年齢制限 65歳未満が望ましい
心臓移植の適応年齢は65歳未満が望ましいとお偉いさんが決められています。60歳以下の方の方が移植が優先されています。(ドナー数が少ない等の理由で)
まとめ
本日は、心移植の適応条件について確認しました。
以上の点は押さえておかなければいけませんね。次回は、心臓移植の除外条件について確認をしていきます。